ある1年1組の読み聞かせの記録(34)
2007-04-09


次に行きます。

「げんきなマドレーヌ」 ルドウィヒ・ベーメルマンス 作、福音館書店
「ちいさなちいさな駅長さんの話」 いぬいとみこ 文、 津田櫓冬 絵、 新日本出版社

前々々回まだ読んでなかった事に気がついて、「げんきなマドレーヌ」を入れてみました。パリのお屋敷に先生と暮らす12人の女の子、一番ちびちゃんのマドレーヌはとても元気で勇敢です。ところがある夜、マドレーヌが泣き出したのでお医者さんが呼ばれました。たいへん、盲腸炎ですって。
テレビでの放映もあったらしく、親しみを持ってもらえるマドレーヌです。一つだけ問題があるとすれば、22ページ、「手術」という単語が出てくるんです。「しゅじゅつ」これをちゃんといえるかどうか、読み聞かせる度にどきどきです(笑)。

「ちいさなちいさな駅長さんの話」は、繰り返しが心地よい、穏やかな気持ちになれる絵本です。昔、教育テレビを見ていたときにこの本の朗読があり、その時の調子がとても気に入ったので、真似しているつもりです。「ちいさなちいさな」と重なっている言葉に抑揚をつけて、初めと2番目でちょっと変えてます。読む人それぞれで工夫してみてください。
ちいさなちいさな駅のちいさなちいさな駅長さんと、ちいさなちいさな男の子との触れ合いに嬉しくなります。
最後のページ、「あなたも(中略)ちいさなちいさな駅へ、いってみたいとおもいませんか。」と読んだとたんに「はいっ!」って元気良く返事してくれた子がいました。
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